無線機と携帯電話の違い

無線機と携帯電話の違い

無線機と携帯電話は、同じ無線でのやりとりが出来る機器として分類されますが違いがあります。
携帯電話は相手と1対1で交信をするのに対し、無線機は、チャンネルを合わせていれば複数の人たちと同時に交信することが可能となります。携帯電話の操作は相手の電話番号を入力して発信する方法ですが、無線機の操作方法は、個人に対して発信するか、もしくは同じチャンネルに登録している人たち全員に発信するかのどちらかを選ぶことができます。また、交信を受けないようにすることも可能です。
携帯電話は電波が届く範囲が遠距離まで及ぶことが最大のメリットですが、近距離での交信の場合になりますと、携帯電話よりも無線機を使用した方が利便性が高い場合があります。それは、1対1の会話と複数同時に会話するのを使い分けることができるからです。操作方法もボタンひとつでできますので、携帯電話よりも簡単な点もメリットと言えます。中、近距離の交信には適しているのです。

あらゆる業種のビジネスシーンで効力を発揮する無線機

携帯電話が普及している現代ですが、あらゆる業種のビジネスシーンにおいてのスタッフ同士の連絡ツールとして無線機を利用している企業が少なくありません。
スポーツやコンサートなどをはじめとした多くの人たちが動くような規模の大きな会場では、効率よく仕事を遂行するためにもスタッフ同士の的確な連絡・情報交換が必要になります。
確かに連絡・情報交換だけなら携帯電話でも行うことができますが、一度に多くの人たちと情報を共有することは不可能です。
その点、無線機なら全スタッフもしくは一部のスタッフだけを絞って情報のやり取りを行うことができるうえに、携帯電話と違って通話料が必要がありません。
そのため、業務用無線機をレンタル利用すれば低コストで安全かつ円滑に仕事を遂行させることができるという大きなメリットをえることができるのです。
また、レストランやホテルなど接客業務が必要となる場合には、インカムタイプの物を使用することでスムーズな連絡のやり取りが可能になりますし、そのスタイルの方がお客さんにスマートで仕事ができる印象を与え信頼を得ることもできます。
ですから、大きな会場やホテルなどで警備や接客業務を行う際に全スタッフの統率を採る必要に迫られたときには、無線機を利用することをおすすめします。