基本的なアマチュア無線機の使い方

基本的なアマチュア無線機の使い方 アマチュア無線を全く知らない人が最も間違いやすく、初歩的なミスをしてしまうのは、有線電話と同じように考えてしまうことだと言います。有線電話の場合は、話をすると同時に相手の声を聴くことができるわけですから、話しながら相手の声を聞き取ることができます。しかし、アマチュア無線機の場合は、有線電話のような会話を行うことはできませんので、使い方も変わって来ます。
無線機は、トランシーバーのことを意味しており、トランシーバーは同一の周波数を使用して、受信機と送信機を切り替えながら会話をする形になるのが特徴です。簡単に言えば、こちらから話をしている時は、相手はそれを聞くだけで、話をすることはできません。話をしたい時には受信モードから送信モードに変更しなければならないわけです。基本的な使い方としては、送信の初めに了解、送信の終わりにはどうぞ、この2つの言葉を使うことで送受信を切り替え、相手との交信ができるようになります。

アマチュア無線機を使うためには資格が必要?

アマチュア無線機を使うためには資格が必要? ハンディタイプの無線機は、いわゆるアマチュア無線であり、資格を持っていない人が交信してはならない、こうしたイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。ハンディタイプの無線機の出力は5W程度の小パワーが主流になっており、特定小電力トランシーバーなどと呼ばれているタイプです。こうしたトランシーバーを使って仲間同士で交信を行う場合は、資格を持たないでも利用することができます。但し、出力自体が小さいので、市街地などでは100~200m程度、見通しの良い場所でも1~2kmの距離の中で送受信になります。
免許が必要になるのは、空中線電力が10W以下のもので、21MHz~30MHzまで、もしくは8MHz以下の周波数の電波を用いるタイプの場合です。他にも、空中線電力が20W以下のもので、30MHzを超える周波数を使用するタイプも免許が必要になります。無線機の種類に応じて免許の必要可否が変わりますが、ハンディタイプのアマチュア無線機は無免許での利用ができます。